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2006年6月18日 |
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| 2006W杯特集:チョンス兄さん、ワールドカップ初ゴールまでの軌跡 |
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と、辛口批評はこれくらいにして、ファンとして素直にチョンス兄さんのワールドカップ初ゴールを喜ぶことにしましょう。 さてこのページを訪れてくださった方なら、ほとんどがこのチョンス兄さんのフリーキックをご覧になったと思います。ホンマ美しすぎると言ってよいほど完璧なゴールやったな。 |
| <スポーツ朝鮮2006年6月14日>より |
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<ハンギョレ新聞2006年6月14日>より 「イ・チョンス、“ウルヨン先輩と相談してボクが蹴ると言った”」 今回フリーキックでワールドカップ初ゴールを決めることができて気分がいい。それでも入れたかったワールドカップ初ゴールだから喜びが2倍だ。フリーキックは静止状態で蹴るものだから、全世界の人たちが注目する。そんな重要な瞬間、ボクが言った。イ・ウルヨン先輩と誰が蹴るか相談しかけて、「ボクが自信ある。蹴ろう」と。蹴った瞬間、キタッと思った。監督が試合前に「リー」とボクの名前を呼びながら、うまくいくだろうとおっしゃった。ゴールが入ったとき、チームを作り上げてボクを使ってくれた監督に感謝の気持ちを示したかった。だから(監督のところへ:管理者註)走っていったんだ。 |
どうせフリーキックやからねえ(それもパク・チソンからのタナボタ)、とアンの決勝ゴールより価値が低く見られるのに必死に抵抗して、「フリーキックこそプレッシャーの中で蹴るからもっと難しいんだぞ!」と暗に主張してるように聞こえるのはおねぇだけやろか? さて、チョンス兄さんはゴールを決めて一連のセレモニーを行ったあと、すばやくアドフォカート監督のところに走って抱きつきにいった。その真相についておねぇは、2002大会でファン・ソンホンがゴールを決めたときヒディンク監督より先にコーチのところに向かったことで、世間がいろいろ憶測した(この事件については「対アメリカ戦でチョンス兄さん、ファン・ソンホンに殴られる?」の末尾部分を参照)のをチョンス兄さんが学習したんかなと思ったんやけど、理由はもっと単純やった。 |
<クッキーニュース2006年6月14日>より 「ワールドカップ初ゴール炸裂、イ・チョンス…“パク・チソンがヒディンクに抱きしめられるのが羨ましかった”」 イ・チョンスは、ゴールを入れた後、ディック・アドフォカート監督としっかりと抱き合ったことについて、「2002年にパク・チソンがポルトガル戦でゴールを入れたあと、フース・ヒディンク監督とぎゅっと抱き合っていたのを見て、ボクも絶対にやりたかった」「ゴールを入れることができたのは、ボクのコンディションが良く、監督がそれを認めて試合に送り出してくれたから」と語った。 |
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![]() 2005年Kリーグベストイレブン授賞式にて。 http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=71166&servcode=600§code=610 |
| で、本業サッカーでは韓国人として初めてスペインへ進出し(それも1部リーグだぞ!)、ワールドカップでゴールも決めてみた(それもアンの目の前で痛快に)。アンの奥さんへの指輪セレモニーに対抗して、愛するカノジョへの「Y字」セレモニーもやってみた(「Y」はYouを意味してカノジョへの想いを表したものなのだそうだが、結果的には誰の目にもアンダーシャツの汗ジミにしか見えなかった)。 これで完全にアンを追い越したに違いないと確信していたところ、イ・ドングクの故障で流星のごとく現れた“スター”アン・ジョンファン。チョンス兄さんがこの4年間コツコツと積み上げてきた努力が、たったの20分で崩されてしまうことになる。 後半交替で入ってきたアンのほうも、チョンス兄さんを意識してか、あるいはそんなちっぽけなことではなく、このチャンスに何とかしがみついて自分の人生の活路を開こうとしてか、強引とも思えるくらい一直線にゴールをねらいにいってるように見えた。とにかく、「クソガキチョンスにスターの名は似合わない。いつだってオレ様がスターなのさ」と自分に言い聞かせてるようやった。チョンス兄さんなら往々にして空回りしてしまうそんな情熱も、確実にモノにしてしまうのは“大舞台体質”アンのなせるワザ。 チョンス兄さんのゴールから約20分後、アンの逆転ゴ〜〜〜〜〜ル!スタジアムは沸き返り、指輪キッスセレモニーして走り回るアンに歓喜のチームメイトが次々に襲いかかってアンを下敷きに人間タワーをつくって喜びを表現する。 チョンス兄さんが一番面白くないシーンである。ゴールの瞬間、誰よりもアンの近くにいたはずのチョンス兄さん、とりえあえず、ちんたらアンのところへ駆け寄りはしたが抱きつくのはヤダ(だって嬉しくないんだもん)。で、「アン一人をスターにさせておいてはいけない!」とばかりに、窒息死状態のアンを尻目に、何と「お上手!お上手!」というふうに手を叩きはじめたのだ。以下、証拠写真(Newsis 2006年6月14日「拍手するイ・チョンス」) |
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韓国ではこの試合が地上波3局で放映され、合計視聴率は70%を超えた(終戦直後の紅白歌合戦か!)というが、そのうちMBCではチョンス兄さんの同点ゴールの瞬間が33.8%、アンの決勝ゴールの瞬間が35.5%を記録した。視聴率でもチョンス兄さんはアンに勝てへんということみたいや。 ちなみに、トーゴ戦終了直後にヤフー・コリアがはじめた「トーゴ戦勝利の主役は誰か?」という投票。17日現在で、 アン・ジョンファン 16% イ・チョンス 8% パク・チソン 72% その他 2% という結果。 チョンス兄さんへの評価が低くなってることは理解するが、この名前の並び順がおかしい。ゴールを決めた順なら、アンよりチョンス兄さんが上にきてしかるべきで、韓国式あいうえお順に並べたならパク・チソンが一番上にくる。ゴールを決めた選手の中であいうえお順(あるいは華のある順?)にわざわざ並べ替えるとは、チョンス兄さんを一番上にもってきたくない創作者の意図と見える。 24日まで投票続けてるみたいなんで、よければどうぞ。↓ http://kr.news.yahoo.com/service/news/shelllist.htm?stat=quiz&poll_id=15034&linkid=420 もし同点ゴールを入れたのがアンで、決勝ゴールを決めたのがチョンス兄さんやったらどうやったやろうと想像してみる。アンのおかげで同点においついたからこそ、チョンス兄さんの決勝弾にもなったと、いずれにせよアンがヒーローになったんやろな。やっぱ、容姿って大切。 チョンス兄さんはと言えば、最近ブラジルのサイトが行った“2006W杯ブサイク選手投票”で堂々の1位を獲得したくらいやからな。韓国からの組織票があったとは言うけど、サッカー選手としては世界的に無名に近いチョンス兄さんが、東アジアで唯一候補者にノミネートされてたということ自体がすごい。“ブ男”という点では地球の裏側ブラジルにまでその名を轟かせてたってことやからな。 でも、チョンス兄さん。捨てる神あれば拾う神あり。世界は広い。アンよりチョンス兄さんのほうが知名度が高い国だってあるんやで。そうスペイン!さっそくTocciからスペインのレポートが届いたんで紹介しとこう。 |
さて、ようやくチョンス兄さんのゴールシーンを見ることができました。もう少しコメントとか聞けると思っていたのに、こちらのテレビのニュースのトピックは、アン・ジョンファンどころか、フランスがスイスに引き分けたこと一色。その後ブラジルがクロアチアと戦っちゃったりしたものだから、韓国とトーゴの試合なんか完全に忘れ去られている。だから、ブラジル戦が終了して11時からずっとテレビに張り付いていたのに、韓国とトーゴの試合は、30秒間のダイジェストのみ。チョンス兄さんのゴールも、ほんの一瞬だった。地面にうずくまるシーンと、フリーキックを決めるシーンと、そのあとブチュブチュところかまわず投げキッスするシーン。そして、アンのゴールが一瞬うつって、試合終了の画面はチョンス兄さんの満面の笑みで締めくくられていたのでした。さすがのアンでもスペインでは無名の存在となってしまう。ナレーションでも、元レアル・ソシエダのリー・チュン・スーと一応言われていたし、こちらではアンよりも知名度は高いので、最後の画面ではたとえ3秒でもチョンス兄さんの微笑みが使われたようです。 |
う、う、うっ、、、(涙)チョンス兄さんに教えてあげたくなるような事実ではないか。 スペインの人たちにとってはアジアの片隅の韓国なんて存在感無しなのかと思いきや、案外今回のワールドカップで韓国の決勝リーグ進出を誰よりも望んでるのがスペインかもしれへん。Tocciのレポートを続けよう。 |
スペインと韓国、ユーラシア大陸の西の端イベリア半島の小国と、東の端朝鮮半島の小国である二つの国がぶつかることになるかもしれない。 2006年ドイツワールドカップ、グループリーグをスペインが1位、韓国が2位(あるいはその逆)で勝ち抜けることができれば、次のベスト16戦で両者がぶつかることになるのであります。そして、これをやりたくて仕方がないのがスペイン人。今季のワールドカップ、好調な滑り出しを見せたスペインは早い段階で韓国と対戦したくて仕方がないよう。別に韓国が好きだからでないのは明らか。そうです。2002年の準々決勝の恨みを果たしたくって仕方がないのです。今回のスペインなら楽々できる、かはもう少し様子を見ないといけないけれど……。 いくら2002年のワールドカップで韓国相手に敗れたとはいえ、スペインの人も結構さっぱりしているから、もう忘れちゃっているんじゃない、と彼らを軽く見くびっていた筆者でしたが、実際はもっとネチネチしていました。その兆候をいうなら、2006年ドイツワールドカップの始まる数日前、テレビでは例の韓国対スペインの試合を改めて放送していました。これ見よがし!という感じで、殺気を高めるのが目的かと思ったくらい。 で、例の疑惑のシーンとかをスローにして、やっぱここはオフサイドじゃないですよねー、とか、やっぱりここはボール出てないですよねー、とかのコメントをネチネチやっていました。 うほ、執念深いねぇと思っていた矢先、すごいCMさえ見かけました。映像をお届けできないのが残念ですが、こんな感じ。 1.アン・ジョンファンがイタリア代表との試合でPKを外したシーンが現れる。 これは、もちろん先のワールドカップでの試合の映像だけど、このCM中では、あたかも今回のワールドカップで韓国がアンのPK外しで試合に敗れたかのようなシーンにしている。 2.その後、現れる韓国側のベンチ。肩を落とす選手たちと思しき東洋人は皆、冴えない灰色のジャージを着ている。 3.そこで怒りを露にする監督。「出て行け!」という内容を怒鳴るんだけど、よく聞くと、え?中国語じゃん。監督が中国語をしゃべっている。きっと韓国人のエキストラが集まらなかったんだろうなぁと思いつつ。 まぁ、スペインの映像で、東洋人が何の言語しゃべっても分かりゃしないだろうという安易な作りのCMではありましたが、なぜこんなシーンが宣伝の一部になんねん?と。ちなみにこのCMは、「ワールドカップを楽しもう」というコンセプトのもとに作られたものであります。韓国の敗北こそ、ワールドカップが楽しめる一つの要素というわけかしら。ちなみに「PKで負ける」という試合はスペインにとって忘れ難いシーン。それもそのはず、前回の韓国対スペインの試合では延長戦の挙句に、PK戦となり、最後ホアキンが外してスペインの敗北が決まったからです(この記事についてはこちらを参照)。そんな裏的要素まで含んだこのCM、かなり怨念がこもっている?(笑) とはいえ、歴史的・伝統的には殆んど何の関係もないスペインと韓国ですから、日本と韓国の間に存在するバチバチした火花は存在しません。何ていうのかしら、変な敵に不意打ちをくらったものだから、よぉーし、今度は仕返しするぞ!と息巻いているような感じ。 というわけで、韓国に対するリスペクトはもちろん存在するわけで、先日は韓国人ファンを取材した番組も見かけました。これも映像をお届けできないのが残念ですが、こんな感じ。 1.「韓国ファンは伝統を重んじる人たちです」とかいうナレーションをバックに、民族衣装を着たファンや、真っ赤な韓国色を身に付けた熱狂的なファンたちが映し出される。 2.さらに、「韓国ファンは皆とても熱狂的です」というナレーションの後、「このご家族は、10時間かけてソウルからはるばるドイツにやってきました。夫妻が抱きかかえる子供はまだ生後10ヶ月 。この子の名前は大好きなサッカー選手のものなのです。その名も、『アン・ジョン・ジャン』……(画面切り替わる)……」 日本とか韓国の名前はスペイン人にはすごく発音しにくいみたいだ。韓国の試合中も、実況でのチョンス兄さんの名前は、チュン・ソーになったりチュン・ソンになったりしていた。 私たちにとってチョンス兄さんのワールドカップ初ゴールはすごく大きな事件だったけれど、こちらスペインでは一向に放映されない。しかし、0時40分に韓国対トーゴが放映されたのにはびっくりしました。午後3時に生放送していた試合なのに。ラッキーと思い、試合を見ていると予想以上のスピード、日本戦をみていた時に比べるとあっという間に時間が過ぎていく。うわ、スピーディな試合をやったんだなぁと感心していると、何のことはない45分間に短縮されたダイジェスト版を見ていただけだったのでした。 |
あっ、単にPK戦の恨みを晴らしたいわけね(笑)。 でも、私も韓国とスペインのPK戦見てみたいな〜。PKとかFKには自信あるチョンス兄さん。前回のワールドカップでPKをはずしたアン(PK戦のPKではないが)のことを、暴露本やその他のところで、しつこく回想して人々の記憶に蘇らせようとしていた(「チョンス兄さん、トッティとビエリは恐かったと激白」 「イ・チョンス選手が伝えるワールドカップチーム裏話 インタビュー編」 など)。是非とも今度の大会のPK戦でアンとのPK対決をしてもらいたいものだ(この時点で韓国とスペインの戦いではなく、チョンス兄さんとアンの戦いになってるけど)。 ちなみに両者の最終目標は偶然にも一致してプレミアリーグ進出。つまりチョンス兄さんとアンの確執の勝敗は、どちらが先にプレミアリーグに進出できるかということで決着がつきそうや。そのためにワールドカップはアピールには最高の場であり、相手よりアタマ一つ抜きん出たい両者は互いに「オレがオレが」と言って譲らず、チャンスで協力してプレイしたりしない。そういう視点から韓国戦を観戦するのもまたオモシロく、韓国戦が続く限り、チョンス兄さんとアンの確執もまだまだ続くのであります……。 次のフランス戦はチョンス兄さんのカノジョが直接ドイツのスタジアムに応援に来る。スイスよりフランスのほうが穴があってちょろそうと感じてるチョンス兄さんは、次のフランス戦で、韓国が勝って2試合目にして16強進出を決めるとともに、自身もゴールを決めて、“アジア選手初のワールドカップ2試合連続ゴールを記録した選手”となりたいそう。ただ“2試合連続……”の資格はトーゴ戦でゴールを決めた宿敵アン・ジョンファンにも当然あるわけで、くれぐれもその栄誉をアンにもって行かれへんようにな、チョンス兄さん! |
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